2007年 06月 03日
妖怪「粘土魔」 |
「ちょっと!この商品どうなってるのよ!全く効果がないじゃない!?」
「こんな味でよく製品化しようと思ったわね?頭おかしいんじゃないの?」
「我慢できないわ!こんなの信じられない!ちゃんと補償してくれるの?」
「こうなったらもう訴えるしかないわ!覚悟しておくことね!」
「もうお宅の商品は買わないわ!こうなったら不買運動よ!!!」
妖怪「粘土魔(クレイマー)」は自分が気に入らないものに徹底的に「クレーム」を
ターゲット(主に大きな企業)につける妖怪である。あることないことを主に電話で訴え、
相手が疲弊した分の気力を糧とするのだ。
それには一種の儀式のような一連の流れがある。
まずは相手の姿を粘土の人形でつくり、それに呪文をとなえてから「クレーム」をつける。
すると、相手がより疲弊しやすくなり、気力を多めに吸収できるらしい。
さらに特徴的なのは「クレーム」をつけるときには自分では行わず、「粘土魔」の
頭頂部に共生している頭の形をした植物にさせるらしい。この植物の数が多ければ
多いほど不特定多数のターゲットから気力を吸収できるので、そのためにも
日々かかさずたくさんの「クレーム」をつけるのだ。
あとがき:修正してやる!
by youki_jamesjoji
| 2007-06-03 20:01
| 感情妖怪大図鑑